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.NET Gadgeteerは、オープンソースのラピッドプロトタイピング用ツールキットであり、.NET Micro FrameworkとVisual Studioを用いて、小規模な組込みシステムを製作することを主な目的としている。 .NET Gadgeteerは、ハードウェアコンポーネントをソフトウェアライブラリでカプセル化するというコンセプトを採っており、ベンダーが供給する種々のハードウェアモジュールを使って、半田付け不要でシステムを組み立てられるようになっている。一方で、3Dプリンタなどを使った筐体のプロトタイピングにも着目しており、使用される各種ハードウェアは3Dモデルのデータが用意されている。 .NET Gadgeteerは、もともとはマイクロソフトリサーチ・ケンブリッジ(英国)で開発された社内ツールであったが、現在はオープンソースソフトウェア/ハードウェアとなっている。 ソフトウェアライブラリはApache License 2.0 、ハードウェア設計はCreative Commons 3.0 ライセンスのもとに公開されており、それらはCodePlexのリポジトリにて入手可能である。ハードウェアベンダーやアマチュアは、自由に.NET Gadgeteer互換ハードウェアを製作することができる。 == ソフトウェア構成 == .NET GadgeteerライブラリはC#で記述され、.NET Micro Frameworkの上位層として構築されている。.NET Gadgeteer アプリケーションは、.NET Micro Framework アプリケーションと同様にC#ないしVisual Basicで記述するが、.NET Gadgeteerライブラリが提供するハードウェアをカプセル化した抽象度の高いAPIを使用する。 また、.NETのGUIアプリケーションのフォームデザイナに似た操作感をもつ .NET Gadgeteer Designer を用いてハードウェアを視覚的に配置し、それらをソフトウェア上のオブジェクトとして扱うことができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「.NET Gadgeteer」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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